【教えてレシピ】ひと手間かけて初秋を楽しむ、梨アレンジ
2024.09.09
秋を連れてきてくれるフルーツのひとつ、梨。皮をむいてすぐに食べられるのも魅力ですが、スイーツやおかずの食材としてもお勧め。今回はそんな梨の楽しみ方がより広がる食べ方をご提案します。
品種ごとに味わいや食感が楽しい梨
いま日本で生産されている梨の種類は50種以上もあると言われており、和梨、西洋梨、中国梨などルーツもさまざま。8月〜10月にかけて店頭に並びますが、シャキッとしたもの、ねっとりしたものなど食感が品種により異なります。そしてなんといってもおいしさのポイントは水分量が90%以上というみずみずしさ。今回は代表的な品種「幸水」を使いました。
残暑の体をクールダウン「梨のスムージー」
<材料>
梨 … 2個(うち1/4個は飾り分)
水 … 200ml
ライム … 1/2個
<作り方>
①梨は皮をむき、1個と1/2個を冷凍庫であらかじめ凍らせておく。
②ミキサーに水と梨1/4個を入れかくはんし、なめらかになったら①を入れてさらにかくはんする。全体がなめらかになったらライムを絞り入れる。
③グラスに注ぎ、ライムの皮をおろし器で少し入れ、梨を飾りつけたら完成。
余計なものを加えない素材の味を活かしたさっぱり、さわやかなスムージー。果肉自体を凍らせておくので、味が薄まらず濃厚な梨の風味が味わえます。柑橘はレモンよりもライム、もしくはすだちのほうが相性◎。
ジューシーさっぱり「豚肉と梨のソテー」
<材料>
豚肩ロース(ブロック) … 250g
梨 … 1個
ニンニク … 1片
オリーブオイル … 大さじ1
白ワイン … 大さじ2
バルサミコ酢 … 50ml
はちみつ … 大さじ1.5
塩 … 小さじ1/2
ブラックペッパー … 適量
<作り方>
①豚肩ロースを4等分くらいにカットし、1/4個分のすりおろした梨、塩、ブラックペッパーをもみ込んでおく。上からラップを密着するようにかぶせ30分ほど寝かせる。
②オリーブオイルをフライパンで熱し、キッチンペーパーで調味液を拭き取った①を焼く。焦げ目が全体についたら、刻んだニンニクを入れて香りをつける。
③油がたくさん出たらキッチンペーパーなどで余分な油を取り、皮をむいた3/4個分の梨、白ワイン、バルサミコ酢、はちみつを入れて全体に均一に味が馴染むよう10分煮込めば完成。
すりおろした梨を肉の下味に使うととても柔らかくなります。バルサミコ酢の甘酸っぱさが梨とも相性抜群で、とてもフルーティーかつ本格的な味わいに仕上がります。ご飯はもちろん、ワインなどお酒のアテにも。
ほろ苦カラメルソースが大人味「梨のタルトタタン」
<材料>
梨 … 2個
タルト生地 … 1ホール(18センチ)
グラニュー糖 … 100g
水 … 大さじ1
バター … 40g
<作り方>
①梨を4等分にカットし皮をむいておく。
②フライパンにグラニュー糖、水を入れてフライパンをゆすりながら沸騰させる。キャラメル色になったら火を止めてバターを入れ全体をかき混ぜる。
③梨を入れ、再度中火にかけて全体に満遍なく絡めていく。焦げ付かないように弱火〜中火で蓋をして煮込んでいく。10分くらい煮たら蓋を取り、少し煮詰める。
④タルト生地に③を並べたら完成。
梨は大きめにカットすることで、外側はとろりと中心部に歯応えが残りいろんな食感が楽しめます。カラメルの香りが食欲をそそる、大人味のタルトタタンに。煮込む時にお好みで、クローブ、シナモン、ラム酒などを加えても美味しくなりますよ。
秋を楽しむ梨アレンジ
スイーツはもちろん、実は煮込み料理にもおすすめの梨。素材自体がさっぱりとした味わいだからこそ、いろいろな食材との相性が良いので、この秋はぜひ梨アレンジにチャレンジしてみて。
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