【教えてレシピ】きめ細やかでねっとり食感♪旬の里芋の洋風アレンジ。
2020.09.28
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秋になるとお馴染みの食材、里芋。特に愛媛県では秋の風物詩いもたきには欠かせない食材です。定番の煮物もいいけれど、たまにはもうひと捻りして、ちょっと変わったアレンジで楽しんでみてはいかがでしょう?自宅で美味しく、いつもと違う里芋料理を食べよう!ということで、今日は里芋の洋風レシピをご紹介します。 今回も料理家・さやか先生に教えていただきましたよ。
里で作るから里芋!?
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一説には稲よりも古い作物とされ、昔から食されている里芋。山で自生していた「山芋」に対して、里で作るから「里芋」と呼ばれるようになったとか。親芋を中心に子芋、孫芋とたくさんの芋が出来るので、子孫繁栄の縁起物としても有名です。きめ細やかな舌触りと、特徴的なねっとりホクホクの食感♪いつもと少し違うメニューで楽しみませんか?
もっちもちの弾力がクセになる「里芋ニョッキ」
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【材料】
里芋 … 500g
小麦粉 … 150g
塩 … 小さじ1
市販のパスタソース
【作り方】
①里芋をキレイに洗い、包丁で半分の位置に切り目を入れていきます。
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②大きめの鍋に、生の里芋と、芋がしっかり浸かるくらいたっぷりの水を入れて火にかけます。
沸騰してから約20分ほどそのまま茹でます。
③竹串か菜箸を刺してみて茹で上がっていたら、ザルにとり熱いうちに皮を剥きます。
熱くて触れない時は、ふきんやキッチンペーパーを使ってくださいね。
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④フォークやマッシャーなどで粒がなくなるように細かくつぶし、塩小さじ1。小麦粉を少しずつ混ぜこんでいきます。
⑤全体がまとまったら、分量外の小麦粉を入れたバットにとり、一口サイズに丸めます。
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⑥沸騰したお湯にひとつずつ入れて茹でていきます。
表面がぷるんとした感じになったらザルにとってソースをのせれば完成!
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まるでお餅のような食感がクセになるニョッキ。ソースを手作りしてもいいのですが、より手軽に市販のパスタソースを使っても美味しく食べられます。今回はボロネーゼに合わせましたが、クリーム系のソースとも相性抜群!ぜひ色々な味の組み合わせを試してみてくださいね。
パリパリの中の里芋がアクセントになる「タイ風あげ春巻き」
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【材料】
里芋 … 2〜3個
ライスペーパー … 5枚
豚ミンチ … 200g
エビ … 50g
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☆つけだれ
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酢 … 小さじ1
醤油 … 大さじ1
砂糖 … 小さじ2分の1
ナンプラー … 少々
輪切り唐辛子 … 少々
【作り方】
①生の里芋の半分の皮をむき、1センチ四方のダイスにカットします。残りの半分はすりおろしておきます。エビも食べやすい大きさに。
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②豚ミンチをねっとりするくらいまで混ぜたら、里芋とエビを入れてしっかりと混ぜます。
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③ライスペーパーを水で戻し、1枚ずつ広げます。上3分の1程度の場所に、当分した具材をのせ、しっかりと包み込んでいきます。
④約180℃くらいの油で5分程度あげ、しっかりと油を切ったら完成!
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生のままの里芋を使うことで、里芋の存在感もしっかりあり、豚肉の旨味とよく合います。ライスペーパーもサクサクとした食感でスナック感覚で食べられますよ。パクチーが好きな人は、レモンを絞りパクチーと合わせて食べると、さらに異国情緒満点!旨味が増します。ちなみに里芋を使った春巻きは、本場ベトナムでもポピュラーなメニューなんだそうです。お試しあれ!
結局煮込むという結論になりがちな里芋も、こうやってバリエーションを楽しめば、毎日のメインディッシュになります。ぜひこの秋は食卓でいろんな里芋料理を試してみてくださいね。
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お求めはフジ・フジグランの青果コーナーでどうぞ。
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