昭和42年
フジ設立
戦後の混乱期がようやく終わりを告げようとしていた昭和25年、尾山悦造は10人の仲間たちと広島に繊維問屋『十和織物株式会社』を設立。高度経済成長の波に乗り、昭和32年には売上高10億円を突破。名実ともに西日本一の地方問屋へと成長を遂げました。
しかし、昭和37年、議論の末、より消費者に近づくのが重要とし、小売業フジの設立を決断します。
昭和42年、広島の得意先、小売業者への配慮から1号店は愛媛県宇和島に開設を計画。
同年10月、快晴の宇和島市にフジ1号店が開店。
初日には宇和島市民4分の1にあたる15,000人が来店。四国で大きな流通革命が幕を開けました。
その様子に涙した初代社長・尾山謙造は、社内報でこう述べています。
『よりよい品をよりやすく、全ての人に親切に』それはその後のフジへと続く、不変のテーマでした。