【教えてレシピ】春を呼ぶ旬の「菜の花」を使って食卓にもう一品、彩りを♪

2020.03.11

【教えてレシピ】春を呼ぶ旬の「菜の花」を使って食卓にもう一品、彩りを♪

春を代表する食材のひとつ、菜の花。
ほろ苦さと香りが特徴ですが、色々な調理方法で使える万能な食材のひとつでもあります。
今回は旬の菜の花を使った、晩御飯にもお弁当の一品としても使える簡単レシピを、人気料理家のさやかさんに教えてもらいました。

カロテンとミネラルが豊富な菜の花

菜の花には、免疫を高めると言われるβカロチンが多く含まれており体内でビタミンAに変換されるので、髪の健康、粘膜や皮膚の健康維持にも。春先の体調不良を起こしやすいこの時期にはぴったりの食材です。
選ぶときは、花があまり開いておらず葉や茎がシャキッとしているものを選びましょう。また切り口も茶色くなっていないかどうかもチェックしてくださいね!

下処理はササッと!手早く

菜の花はさっと塩ゆでをしてから使うのがオススメ。水1リットルに対し20グラム程度の塩を入れた熱湯にくぐらせます。まずは茎の部分から入れ、20秒ほど経ったら花の部分を入れます。そしてその後10〜15秒程度おいて冷水か氷水にとれば鮮やかな緑が引き立ちますよ。

ゴマの香りと甘さが苦味に合う!菜の花のごま和え

先ほど下ゆでした菜の花をそのまま和えるだけ!ほんの数分で作れる、手軽な一品です。

〈材料〉
菜の花…1/2束(下ゆで済み)
炒りゴマ…大さじ3
酒…大さじ1  
みりん…大さじ1
砂糖…小さじ1/2 
薄口しょうゆ…大さじ1

〈作り方〉
① 酒とみりんを合わせて、小鍋で煮切っておきます。煮切るとは、アルコール分を飛ばすこと。耐熱皿に入れて電子レンジで1分程度加熱してもOKです。
② ゴマをすり鉢ですります。炒りゴマは一度フライパンで炒ってあげると、さらに香りが立つのでオススメ。すったゴマに、大さじ1杯の煮切った酒、みりん、砂糖、薄口しょうゆを加えます。

③ しっかり絞り水気を切った、下ゆでした菜の花を加えて和えれば完成!!

ゴマの甘みと香りが苦味とマッチ!菜の花の苦さがニガテ・・・というお子さんでも結構食べられますよ。お弁当の一品としてもオススメです。

ニンニクの香りが食欲をそそる、菜の花としらすのペペロン

和食のイメージの強い菜の花ですが、実は洋食にもいろいろ使えます。ご飯のおかずに、お酒のおつまみとしても重宝するペペロンは、ささっと炒めるだけ!

〈材料〉
菜の花…1/2束(下ゆで済み)
しらす…50グラム
ニンニク…1片
とうがらし…1本
塩…ひとつまみ
オリーブオイル…大さじ2

① 冷めた状態のフライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、とうがらし、塩を入れ、弱火で熱していきます。
② ニンニクの香りがたったら、しらすを投入し弱火のままオイルと絡めます。
③ 全体に馴染んだら、しっかり絞り水気を切った、下ゆでした菜の花を加えたら完成。

もともとミネラルの豊富な菜の花ですが、旨味の強いしらすをプラスすることでさらにカルシウムも豊富にとることができますよ。

今回ご紹介した2品は、どちらもほんの数分でできちゃいます。忙しい日や、お仕事で疲れた時でもささっと作れるので、ぜひご活用ください♪

 
お求めはフジ・フジグランの青果コーナーでどうぞ。
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