【教えてレシピ】美味しい季節到来!鮮やかな赤かぶで、料亭のような一品を。
2019.12.12
青果コーナーに大根や、キレイなかぶなど根菜がたくさん並び始めると「ああ冬が来たなぁ」と実感しますよね。そしてもちろん、旬の時期が一番美味しいのは当然のこと!今こそ食べて欲しいのがかぶなんです。中でも今回は、鮮やかな色が美しい赤かぶをご紹介します。
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胃腸の働きを助けてくれるかぶ
かぶにはビタミン類、そして消化酵素の一種アミラーゼが含まれています。胃もたれや胸焼けの解消を助けてくれる役割がありますよ。そして赤かぶの赤はアントシアニンの色。強い抗酸化作用で活性酸素を抑制してくれます。この時期こそ食べたい食材のひとつですね。
そんな赤かぶを使ったレシピを、今回も人気料理家・さやかさんに教えてもらいました。
コリコリと歯ごたえを楽しむマリネ
一番食べやすいのが、切って混ぜるだけでその色とコリコリとした歯ごたえを味わうマリネです。
<材料>
柿 … 1個
赤かぶ … 1個
ピュアオリーブオイル … 適量
生ハムロース … お好みで
レモン・ブラックペッパー … 少々
<作り方>
① 皮を剥いた柿と赤かぶを同じくらいの大きさに薄切りします。赤かぶに少量の塩をふり5分ほどなじませて、少し水分が出たら絞ります。
② ①の赤かぶと柿を合わせて、ピュアオリーブオイルを加え、食べやすいサイズにカットした生ハムロースを混ぜます。
生ハムの塩気が柿と赤かぶの甘さを引き立ててくれます。ワインなどと合わせても美味しいですよ。
ちょっとの手間で料亭の味!「白身魚のかぶら蒸し」
<材料>(2人前)
白身魚 … 200g
赤かぶ … 中2個
卵白 … 1個
塩 … 少々
酒 … 少々
(A)
かつおダシ … 200ml
みりん … 小さじ2
酒 … 小さじ1
薄口醤油 … 小さじ1/2
水溶き片栗粉 … 大さじ1
<作り方>
① 白身魚は切り身でOK!塩と酒を少々ふりかけて少しおきます。水分が少し出てきたらキッチンペーパーでしっかりと水分をとります。
② 赤かぶを洗い、汚れたところだけ皮を剥きます。
③ 赤かぶをおろし器ですりおろし、ザルで水気をとります。
④ 別のボウルで卵白を泡立て、軽くほぐしたら塩をひとつまみ。ツノがお辞儀をするくらいまでふんわりと泡立て水気を切った赤かぶと混ぜます。
⑤ 熱に強い器に①の魚を並べ、そのまま2分程度蒸します。一旦蒸し器から出したら、その上から④で覆ってから、再度10分程度蒸します。
⑥ (A)を鍋で合わせ、沸騰したら水溶き片栗粉を加えてとろみを出し餡を作ります。
赤かぶは火を通すことで甘みがさらにまろやかになり、見た目も美しい紫色に。白身魚もふわふわで上品な出汁餡を絡めながら食べると、本当に幸せな気分に。
思ったよりも簡単にできて本格的なかぶら蒸し。家族には「料理が上手になったんじゃない?」なんて言われちゃうかもしれませんよ。
なかなかご家庭でかぶを使わない、なんて方も多いかも・・・けれど旬の美味しさはやっぱりいただきたいもの♪冬を感じる赤かぶのレシピを是非試してみてくださいね。
お求めはフジ・フジグランの青果コーナーでどうぞ。
※一部取り扱いのない店舗がございます