50周年記念誌
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5,500人が一堂に会した創業35周年記念式典TOPICS休業する大規模な改装工事に着手した。工事は順調に進み3月19日にプレオープン、20日にグランドオープンを迎えた。改装のポイントは、まず1階を食料品売場のグランヴェスタとして品揃えを充実。特に惣菜コーナーを強化し、調理の様子などをお客様に見ていただける「デリカスクエア」を新設。オープンキッチンで迫力とシズル感溢れる食料品売場を実現した。またフードコートを拡大したほか、グルメシティとして飲食のテナントを充実させた。衣料品・住居関連売場はテナントミックスによる商品構成の若返りを図ったほか、子ども用の大型カートをフジで初めて導入し、幅広い世代が過ごしやすいSCを目指した。さらに駐車場、SC周辺の照明を明るくするなど安全・安心・健康・快適を追求した。 グランドオープン当日は8時からグランドームの入口を開放。8時30分にスタートしたオープニングセレモニーでは、忍び大鼓やチアリーディングショーが披露され、9時のテープカットと同時にファンファーレが高らかに鳴り響くと、お客様の波が店内に押し寄せた。初日の大盛況は翌日以降も続き、20日〜23日までの売上高は約5億円、来店客数は13万人に達した。リニューアルオープン当時のフジグラン松山(平成15年3月)地上デジタルテレビ放送が東京︑大阪︑名古屋で開始12月フジ四国フローズンセンターが稼働3月2003年︵平成15年︶3月宇部市にパルティ・フジ西宇部を開設4月丸亀市にフジグラン丸亀中府を開設4月フジ北斎院店を改装︵増床︶し︑パルティ・フジ北斎院としてオープン10月全店舗で営業時間を延長︵開店時間を午前9時に︶5月フジグラン十川を改装︵増床︶オープン3月フジグラン松山を改装オープン3月ヴェスタ川之江店を建て替えオープン執行役員制度の導入5月DATA:2003年(平成15年)■ 大卒初任給:179,800円 ■ ヒット曲:No way to say( 浜崎あゆみ)■ 映画:シカゴ、たそがれ清兵衛■ ヒット商品:デジタルAV機器、昭和■ 新語・流行語:毒まんじゅう、なんでだろ~、マニフェスト「いい日、いっしょに」をスローガンに、創業35周年事業が平成14年3月からスタートした。9月24日の「フジ創業35周年記念式典」では、愛媛県県民文化会館に5,500人のフジカンパニーズ従業員が集結。これだけの従業員が一堂に会するのは昭和62年の「創業20周年記念式典」以来のことで、今回は参加者を2グループに分けての2部構成で実施された。式典の挨拶で時任紀邦社長は「地域生活者一人ひとりからフジカンパニーズがあってよかったと言われるような企業をめざしましょう」と大きな飛躍を呼びかけた。記念式典で挨拶する時任紀邦社長(平成14年9月24日)TOPICS新たに打ち出したフジカンパニーズ構想平成14年4月に発表された新中期経営計画(平成14年度~19年度)で、初めて「フジカンパニーズ構想」を打ち出した。それまではフジを中核とした関係会社グループを総称して「フジカンパニーズ」という呼称で表現していた。新中期経営計画においてはグランヴェスタやグランフジ、カード、スポーツなどの直営事業体も将来的に独立採算事業として確立するため、関係会社と同じ位置付けとし、フジカンパニーズ全体として経営資源を有効活用することでダイナミックな経営を展開することを目指した。第一章軌跡History
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