50周年記念誌
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1967-19761977-19861987-19971998-20062007-2016-1966開店当日のフジ堀江店(昭和54年3月30日) 昭和55年に広島進出を目指すフジにとって、前年の昭和54年は準備と基盤づくりを行うための重要な1年と位置づけられた。また来たる80年代に向け、長期的ビジョンである瀬戸内リージョナルチェーンの構築に向けての第一歩を踏み出す年でもあった。 四国地区では基盤確立のために未出店エリアへの出店準備と並行し、既存店舗の再開発が進められた。同年の新規出店は松山市のフジ堀江店(3月30日)の一店舗で、初のスクラップ・アンド・ビルドを実施したフジ鴨川店(6月29日)のほかは、フジ八幡浜店の改装を行った。 中国地区では十和の得意先との共存共栄を基本に、フジ広島店(広島市中区)以外の拠点づくりも同時に進められた。その結果、高陽ニュータウン(現 広島市安佐北区)の大型ショッピングセンターの核テナントとして出店することが7月に決定。昭和55年秋のオープンを目指すこととなった。 昭和54年度、フジは500億円企業の仲間入りをついに果たす。そして、昭和55年からはすぐさま次の目標である1、000億円企業の実現に向けて動き出した。その核となるのが瀬戸内リージョナルチェーン構想の確立であり、フジ・十和グループとして瀬戸内沿岸地域に居住する約1、000万人の生活・文化を支えるとともに、この地域の流通近代化を進めながら、またそのリーダーシップを取り得る体制づくりの確立を目指した。成功の鍵を握るのは、12年間にわたるフジの小売業のノウハウを十和の得意先様に提供し、ともに研鑽1979[昭和54年]1980[昭和55年]売上高500億円を突破!瀬戸内リージョナルチェーン構想始動1979年︵昭和54年︶DATA:1979年(昭和54年)■ 大卒初任給:97,500円  ■ ヒット曲:魅せられて(ジュディ・オング)■ 映画:ディア・ハンター、事件■ ヒット商品:カラーテレビ、金(きん)3月松山市にフジ堀江店を開設松山市に新物流センター︑食品センターが稼働7月十和新社屋の地鎮祭8月フジ八幡浜店を改装︵増床︶オープン12月7月高陽ニュータウンへの出店が決定3月㈱双十を設立6月フジ鴨川店を建て替えオープン3月㈱ふじい古市店︑㈱かじやまと資本業務提携国際石油資本︵メジャー︶対日原油供給の削減通告︵第2次オイルショック︶1月改正大店法施行︑本州四国連絡橋の第1号︑大三島橋開通5月広島東洋カープが日本一11月

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