50周年記念誌
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1967-19761977-19861987-19971998-20062007-2016-1966フジチェーン労働組合の結成大会(昭和49年2月27日)11月ナス成長を記録。原油価格と直接関係のない商品までも買い占めが起こり、トイレットペーパーや洗剤などが店頭から姿を消した。 フジは従業員に対し「節約令」を出し、短くなった鉛筆はキャップを付けて使用すること、メモ用紙はチラシの裏面を利用すること、ガムテープの使用は控えて紐を利用することなど、事務消耗品や包装資材の使い方を細かく指導した。 一方で、物価上昇は従業員のくらしも厳しくした。そこで従業員自らの手でくらしを豊かにし、やりがいを持って働ける環境をつくることを目指し、昭和49年2月27日、「フジチェーン労働組合結成大会」が開かれる。初代委員長には髙橋吉昭(第五代社長)が就任。結成にあたり「企業を支える我々が秩序のある組織即ち、労働組合を作り、一致団結して企業の発展に全面的に協力し、その恩恵を皆さんで享受し、また円滑な労使関係を築くことにより、我々自身の職場が楽しく、働きがいのあるものになる」と述べている。3月には初の春闘が行われ、団体交渉により年度末決算賞与要求、昭和49年度ベースアップ要求をしている。 厳しい経済状況が続く中、11月1日に18号店となるフジ川之江店がオープンする。開店3日目の日曜には、香川や徳島ナンバーの車が目立ち、臨フジチェーン労働組合の発足2月所属コード・社員番号の導入2月大東青果㈱を設立10月オープン当日のフジ川之江店の店内(昭和49年11月1日)セブン-イレブンがコンビニ1号店出店5月日本フードサービス協会発足6月佐藤栄作がノーベル平和賞受賞10月DATA:1974年(昭和49年)■ 大卒初任給:72,800円 ■ ヒット曲:襟裳岬( 森進一)■ 映画:スティング■ ヒット商品:マフラー(ロング)、ネックレス1974[昭和49年]1975[昭和50年]オイルショックが生活を直撃変化に対応できる組織を模索 昭和48年10月の第四次中東戦争を契機に始まった第一次オイルショックは、この年、国民生活に暗い影を落としていた。消費者物価指数は23%上昇し、「狂乱物価」という造語が生まれ、戦後初のマイ1974年︵昭和49年︶川之江市︵当時︶にフジ川之江店を開設

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