50周年記念誌
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1967-19761977-19861987-19971998-20062007-2016-1966「広く、大きく、華やかに」フジショッピングスクエア駅前店が誕生1973[昭和48年]上空から見たフジショッピングスクエア駅前店 昭和47年度の売上高は122億円に達し、初めて100億円を突破。従業員数は1、000人に迫り、もはや家業としてではなく、企業としての社会貢献および責任が要求されるようになる。1月には500億円企業を目指す指針が打ち出され、社内体制を整備するための制度の検討が始まり、一流企業へと向かうための地固めが本格化する。 そのような中、故尾山謙造初代社長が夢に見たであろうフジショッピングスクエア駅前店が4月21日に国鉄(現 JR)松山駅前に誕生した。四国で初めての本格的な大型ショッピングセンターであり、愛媛県内に14店舗を有するフジチェーン本部と流通センター機能を合わせ持った、まさにフジの心臓部とも言える店舗の完成である。なお、3月に本店所在地を湊町からここ宮西に移転している。 敷地面積は1万4、784㎡で、愛光学園の校舎跡に本部の機能を集約し、運動場跡に2階建ての建物を建設した。建物の総面積7、000㎡はこれまで最も大きかったフジ湊町店(3、550㎡)の約2倍というスケールで、1階部分には十数店のテナントが入り、屋上には家族で楽しめるようにとファミリーランドを設け、当時としては画期的なショッピングセンターとなった。 オープン当日は、20本余りのアドバルーンが勢いよく舞い上がり、「広く、大きく、華やかに」をキャッチフレーズに開店のときを迎えた。最初に並ばれたお客様達とのテープカットと同時にくす玉が割られ、どよめきとともに店内に人が溢れた。15日本ショッピングセンター協会発足4月3月本店所在地を愛媛県松山市宮西に移転2月十和従業員持株会が発足北宇和郡吉田町︵当時︶にフジ吉田店を開設3月松山市にフジ鴨川店を開設6月北宇和郡津島町︵当時︶にフジ津島店を開設6月8月資格試験制度の導入6月サンワ食品㈱を設立8月魚類加工センターが稼働8月女性従業員対象の海外視察︵香港︑マカオ︶4月松山市にフジショッピングスクエア駅前店を開設
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