50周年記念誌
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1967-19761977-19861987-19971998-20062007-2016-1966周辺住民に感謝の気持ちを伝えたフジ本町店のプレオープン1969[昭和44年]フジ本町店の開店を待つお客様の行列(昭和44年7月11日)オープン当時のフジ本町店6月7月松山市にフジ本町店を開設5月数回にわたる海外視察により、アメリカの小売業の実態を目の当たりにした幹部たちは、フジの未来にはアメリカ流の合理的なチェーン展開が不可欠と考え、立地条件や消費動向、商品構成などの研究に取り組み、ローカルチェーン確立に向けての決意を固めた。フジのチェーン展開を語るとき、昭和44年7月にオープンしたフジ本町店の存在は欠かせない。当時のフジ本町店は地上3階、一部4階、売場面積2、900㎡で、1階が食料品、日用品、2階が衣料品、化粧品など、3階が家庭用品、寝具、インテリア用品、4階が軽食コーナーとなっていた。国道196号と三津浜―道後間を結ぶ新道路との交差点に位置する場所で、周辺地域は松山市の副都心として発展が期待されていたが、近くにライバル店となりそうな店はなかった。オープンにあたり、7月5日に政財界などから多数の参列者を招いての落成レセプションを開催。11日には建設工事などで迷惑をかけた周辺住民に対し、感謝の気持ちを表すための開店特別内見会として、プレオープンを初めて実施した。フジ湊町店に比べれば随分控えめな開店だったが、お客様の行列は正午まで続き、店内は終日買い物客で賑わった。翌12日のグランドオープンも盛況を極める。このレセプション、プレオープン、グランドオー十和本社を広島市中区宝町に移転︑営業開始﹁アメリカ西部セミナー﹂に参加アポロ11号が人類初の月面着陸7月
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