環境貢献活動
フジは、地域に根ざす小売業として、地域のくらしに寄り添い、環境活動や防災・減災活動、地域の皆さまと一緒に取り組むさまざまな活動を通じて、地域の拠点となり、皆さまのお役に立てる存在になれるよう取り組んでいます。
- サステナビリティ委員会の設置
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2022年度からサステナビリティ委員会を新設し、サステナブル(持続可能)な観点から取り組みをさらに推進することで、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指します。
- フジの環境問題への取り組み推進
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地域の環境を維持し、より良い社会を築くため、フジは「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「地域との共生」の3つを柱に、環境に対する取り組みや意識啓発を行っています。そして、これからの未来に地域とともにあり続ける企業を目指し、お客さま、地域の皆さま、取引先様と一緒にさまざまな取り組みを進めてまいります。
フジの環境理念フジは、「豊かなくらしづくりを提案し、地域社会の発展に貢献する」という理念のもと、私たち社員一人ひとりが環境活動を積極的に推進し、「この街に、あってよかった。」と思っていただける環境調和型企業を目指します。
環境指針- 私たちは、地域社会との連携と調和をはかり、環境活動を継続的に行い、地域社会の発展に貢献します。
- 私たちは、企業活動の中で、資源の有効利用、省エネ・再エネの推進、廃棄物の削減を通してCO2削減と循環型社会の実現に取り組みます。
- 私たちは、安全・安心で環境負荷の少ない商品およびサービスを提供します。
- 私たちは、環境に関する法規制を遵守し、企業として自主的目標を定め、環境活動に積極的に取り組みます。
- 私たちは、この環境方針を実行し、持続可能な社会の実現に取り組みます。
- 脱炭素社会に向けた省エネ・再エネの
推進と環境負荷の低減 -
CO2発生を抑制するために日ごろから空調、照明における電力削減や環境にやさしい設備の導入など、さまざまな環境負荷の低減に取り組んでいます。
電力使用量やエネルギーコストの見える化
エネルギー管理システム
(BEMS:Building Energy Management System)の活用店舗内で使用する電力消費量等を計測し、空調・照明設備などのピーク時の電気使用量を抑制・制御するエネルギー管理システムを導入しています。これにより自店の電気使用量が「見える化」され、状況をリアルタイムで確認することができます。
AI予測によるエネルギーマネジメントの実施 電力データ、気象データ、個店データ、省エネにつながるさまざまなノウハウをもとに、1日の電気使用量やピーク時間を予測するタブレット端末を各店舗に導入しています。AI分析による電気使用量削減のための具体的行動(いつ、どのような省エネにつながる取り組みを実施するのか)が提示され、省エネ活動に対する意識向上と電気使用量の削減につながっています。
環境に配慮した設備・施設
環境に配慮した冷凍・冷蔵ショーケースの設置ガスノンフロン(CO2)冷媒や、地球温暖化係数1,500以下の冷媒を使用した冷凍・冷蔵ショーケースの導入を進めています。従来のショーケースと比較して、CO2排出量や消費電力量を抑制し、地球温暖化防止に努めます。
電気自動車充電ステーションの設置環境への負荷が少ない次世代型自動車の普及に伴い、電気自動車・プラグインハイブリット自動車用の充電スタンドの設置を進めています。新たに導入したV2X対応充放電装置は太陽光発電設備にて発電された電気を供給することが可能になり、電気自動車を電源として、店舗のコンセントなどに電気を供給し、非常用電源として活用できます。
太陽光発電システムの設置店舗屋上のスペースを有効活用し、自家消費型の太陽光発電設備を30店舗に設置しています。(2021年12月現在)。太陽光発電による電力の常時活用とあわせて、非常時(停電時)には携帯電話やパソコンなどの電源として使用することができます。
- 循環型社会の実現に向けた廃棄物の
発生抑制とリサイクルの推進 -
廃棄物の発生抑制と循環利用により資源の消費を抑え、環境負荷の低減を図るため、商品のロングライフ化や店頭での資源回収を実施しています。また、再生利用業者、地元農家とフジの3者で食品リサイクルループの取り組みを行うなど、リサイクルを推進しています。
食品循環型リサイクルの推進愛媛県、高知県、香川県、徳島県の29店舗では、リサイクル工場と協力し、「食品循環型リサイクル」に取り組んでおり、各店で発生した食品残さをリサイクル工場に集め、たい肥にしています。このうち、愛媛県中予地区の23店舗の食品残さでつくられたたい肥は、地元農家で利用され、収穫された農作物はフジで販売されています。
地域循環型食品リサイクルループの構築愛媛県北条の萩原・上灘波地区農家とフジ(小売業)、ロイヤルアイゼン(産業廃棄物処理業者)の3者が協力し、小売店舗で発生する食品残さをたい肥にし、このたい肥を使用して農家で野菜をつくり小売店で販売する地域循環型食品リサイクルに取り組んでいます。
廃棄物の分別と計量企業活動による廃棄物量を減らすためには、まず廃棄物の種類や量を正確に捉えることが必要です。そこで店舗への廃棄物計量器の設置を順次進めており、2021年度には、エミフルMASAKIをはじめ27店舗で廃棄物計量器を設置しています。
おいしさが長持ちする
フレッシュパックの導入MAP(Modified Atmosphere Packaging)包装を使用し、パッケージの中の空気をその食品の保存に適した精製された食品ガスに置換し、包装した商品を導入しています。パック内に鮮度保持ガスを閉じ込め商品の鮮度を保ち、長期間おいしさが保てるようになりました。
詳しくはこちら - 地域の皆さまとともに行う環境活動の推進
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お客さまのご理解とご協力をいただきながらマイバッグ運動やレジ袋削減の取り組みなど、環境活動を通じて地域貢献に努めています。
使い捨てプラスチック削減使い捨てプラスチック削減を目的に、2020年7月より全店でレジ袋の無料配布を終了するとともに、環境負荷の少ないバイオマス25%配合袋を使用しています。また、有料レジ袋収益金の一部を寄付し、地域の環境保全や温暖化防止活動に役立てていただいてます。2022年4月からは、フジ直営全店で、お弁当などを購入された時にお渡しするカトラリー類(スプーン、フォーク、ストローなど)を、プラスチック製から紙や木製に切り替えました。この取り組みにより、年間約7tの使い捨てプラスチックの削減につながります。
店頭リサイクル活動リサイクル回収店舗一覧お買い物時にいつでも気軽にリサイクル活動に協力できる場所として、全店の店頭に資源回収ボックスを設置しています。トレイや牛乳パックに加えて新店や改装店舗から順次、古紙やペットボトルなど回収品目を拡大し、リサイクル可能な資源回収を行っています。また、一部店舗では、総合資源回収スペースとして「フジECOステーション」を設置しています。古紙回収やペットボトルの破砕、圧縮処理による資源回収により、さらなるリサイクル推進に取り組んでいきます。
フジECOひろば社会福祉施設様と協力して、障がい者の方々が店頭で資源の回収を行う「フジECOひろば」を行っています。2014年度からスタートし、現在愛媛県内5店舗で実施しています。
古着回収愛媛県松山市では古着などの回収・販売を通じて、障がい者を積極的に雇用する事業を行っています。フジでは、松山市内18店舗に専用のボックスを設置しており、2022年度は258tの古着を回収しました。
古着回収チラシ (PDF:1.67MB)小型家電回収小型家電には、希少な資源(金、銀、銅など)が含まれています。 ごみとして捨てるのではなく再資源化するため、一部店舗で回収BOXを設けています。
小型家電回収 (PDF:388KB)ビーチクリーン活動2002年から毎年フジカンパニーズでは、海岸の漂着ごみを回収する「ビーチクリーン活動」を実施しています。愛媛県中予地区の従業員と家族が海岸の清掃を通して環境保全活動を行っており、2022年度は伊予市の皆さまのご協力で環境学習を実施し、海洋プラスチックごみ削減の大切さなどを学びました。
フードドライブ活動フジは、食品ロス削減の取り組みの一つとして、家庭等で余った食品を店舗に持ち寄っていただき、フードバンク団体を通じて福祉施設などにお届けする「フードドライブ活動」を進めています。 「フジグラン山口」と「フジ小郡店」で取り組んでいた「フードドライブ」常設コーナーを、2021年4月から愛媛県内で、県と各市町、フードバンク関連支援団体などと連携し、設置店舗を拡大しています。今後も地域のお客さまとともに、食品ロス削減に取り組んでまいります。
設置店舗など詳細はこちら