フジレポート2021
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業態を超えた競争が年々激しさを増す中、中核事業と位置付けるスーパーマーケットでは、生鮮(精肉・青果・鮮魚・惣菜)部門の差別化に注力しており、2019年度以降、生鮮部門のキーポイントとなる物流センターの整備に取り組んでいます。整備を終えたフジ・アグリフーズ本社流通センターをご紹介します。センター機能の強化TOPICS株式会社フジ・アグリフーズ本社流通センターフジ・アグリフーズは野菜や果物など青果物を取り扱う仲卸業を行っており、厳選して仕入れた新鮮な商品をフジやフジ・ファミリーフーズをはじめ、松山市内の学校給食や飲食店に提供しています。このたび、商品の入荷から出荷までのコールドチェーン体制の整備による品質の向上とセンター利用によるオペレーションの効率化を目的に、本社流通センターの建て替えを行いました。所在地:愛媛県松山市久万ノ台384番地1コールドチェーン対応による品質向上冷蔵スペースを旧センターの約2倍に拡張し、5℃以下、10℃以下、15℃の3温度帯の対応が可能になり、商品の特性に応じた温度管理が実現しました。さらに、適切な温度管理と加湿器の設置による湿度管理で、安定した品質を保つことができるようになりました。シュリンク・ピロー包装機を導入加工した商品を自動で値付け・包装します。野菜によって長さが異なる場合でも、包装機が商品の長さを測り、最適な長さのフィルムで、きれいに包装することができます。さらに、“鮮度保持フィルム”を使用することで、商品の鮮度が長持ちするようになりました。HACCPに沿った衛生管理の実施シュリンク・ピロー包装を行う加工室内は気圧を調節し、外から虫が入ってこないようになっています。また、金属検出機では加工の工程で異物が入っていないか検査します。バイオ式生ごみ処理機の導入バイオ式生ごみ処理機は、生ごみを微生物の力で分解処理します。環境にやさしい 「運ばず・燃やさず・その場で処理」ができ、投入した生ごみは概ね24時間で分解処理されていきます。青果流通センターとして、日本全国でもトップクラスの設備を整えたセンターです。センターの活用により、鮮度や価格を中心とした販売競争力を高めていくことはもちろん、店舗での作業を減らすことで、今まで以上に売場づくりや接客に力を入れることができます。センターと店舗が今後さらに連携することで、お客様に「もっとフジで買い物したい」と思ってもらえる商品の提供を行っていきます。MESSAGE代表取締役社長 河野 俊之21

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